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時を刻んだ古民家でふるさと再発見。日曜昼のみのそば御膳『ごろくとほうせん』
屋号:ごろくとほうせん(ごろくとほうせん)
カテゴリー:和食>そば
住所:倉吉市志津609-1
アクセス:JR倉吉駅より北谷方面へ、福本交差点から県道50号を通る
     「志津」の標識あり。大鳥居を目印に脇道へ/JR倉吉駅 車20分
電話:090-4148-8551(代表・前田さん。連絡は19時までに)
営業時間:11:30~14:00(要事前予約、空きがあれば当日可)
定休日:月曜〜土曜、1月1日
席数:座敷4人×6席(1日限定20食)
駐車場:約150m奥に広場あり
クレジットカード:不可
 
食事メニュー
・そば御膳(デザート付) 1000円(1日限定20食)
代表の前田さん自ら栽培、そば打ちしたそばは、あたたかいそばと冷たいそばが選べる。コシのある手打ちの田舎そばで、志津地区では昔から家で食べられていた「どじょうそば」と呼ぶ太くて短いそば。タレも昔ながらの方法でダシからつくる。写真の冷たいそばのつけダレは濃い色だが、自然のダシがよく出ているので、味にクドさが一切なく、そば湯がなくても飲み干してしまえる程やさしい味付け。
薬味には赤大根をすりおろしたものとネギ、そして唯一他地区の北栄町の砂丘長芋をすりおろしたものがつく。

膳には同地区で採れる四季折々の食材のみ使った小鉢がつくが、この日の料理は、
「手づくりこんにゃく」
近所で採れるコンニャクイモでつくったもの。柚子の入った黒豆味噌で食べる。ざらりとしたこんにゃくに味噌がよく絡み、柚子の風味がよく効いている。
「聖護院大根の煮物」
ダシがよく染みており、柔らかく煮込まれている、上品な味。
「タケノコの干したもの」
干したタケノコは同地区の保存食。それを、煮干しの頭と内蔵を丁寧に除いたものでダシをとり、煮込んである。コリコリした食感がおもしろい。
「山ムカゴの煮物」
近所の山で採れたものをキレイに洗い煮付けてある。吹かした豆のような食感で、かすかに芋の味が残る。
「大根の酢漬けとみょうがの甘酢漬け」
程よい酸味とシャキッとした歯触りが、いい箸休めになる。酸味も程よい味。
「季節の野菜の天ぷら」
この日は、カボチャ、サツマイモ、ニンジン、ピーマンそして白ねぎの天ぷら。抹茶塩がつく。白ねぎは近年同地区でもよくつくられる様になったという。

そしてデザートに「あわモチのぜんざい」が出る。これはモチ米にたっぷりのあわを混ぜたモチで、柔らかいモチとざらざらしたあわが混じり、不思議な食感だが、香ばしさがかすかにして、甘過ぎないぜんざいとあわせて、甘党でなくても美味しくいただける。出された浜茶をいただき、志津の美味しい食材を堪能した。


取材後記
・2011年12月18日より営業。日曜日の昼二時間半しか開いていない志津のそば処。1日限定20食。高齢・過疎化のすすむこの地区になんとか人を呼べないかと、古民家の部屋そのままに、そばをはじめ志津で採れた食材でもてなそうと始められた。そばをはじめ前田さんが手間ひまかけた手づくりの料理が楽しめる。
・使われる食器は長年蔵に眠っていたものを使用。今では貴重なワザがなされた器も多い。
・屋号の「ごろくとほうせん」とは、志津地区でいわれる地の言葉で「ふくろうの鳴き声」の事。軒先の道端には木彫りのふくろうが二体置かれ、看板代わりになっている。
・そのままの古民家で、古くから食べられている料理を歴史ある器でいただく至福の御膳は、昭和の時代にタイムスリップした感覚で楽しめる。
・同地区には安産の神様で知られる「伯耆三ノ宮 倭文(しとり)神社」がある。ふるさと再発見の旅に出かけませんか。

  

  

 
| oshio | 19:43 | comments (x) | trackback (x) | 鳥取県中部::倉吉市 |

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